添乗員になったきっかけは何ですか?
大学入学と共に上京し、この頃は首都圏エリアの電車路線図を見ながら下車した駅をマークしていくのが好きでした。卒業後、舞台制作の仕事に就き、今度は全国ツアーで47都道府県を興行していくことに快感を覚えました。こうしていよいよ海外公演に進出、”日本を制したからには世界を制したい!”という想いがこの時芽生え、当時マンデラで活躍する先輩(友人)に声をかけていただき、マンデラの仲間に入れていただきました。
働いてみてどうですか?
正直言うと、私の性格では添乗1本で食べていくほどの根性はありません。なぜならば、心と身体がもちません…。どんなに雰囲気の良いツアーだったとしても、帰国後のアンケートを読むことが恐怖だったのです。私たち添乗員にとってはまたいつか訪れる国かもしれません。しかし、決して安くはないお金を支払って参加しているツアーのお客様にとっては、これっきりになるかもしれない人生の貴重な時間です。
それを考えたら、添乗員の立ち振る舞いや旅の演出は大きな影響を与えるのだと思います。これまで携わっていた舞台の世界も同じことで、余暇の部分の貴重な時間を預かることの重大さが私にとってのやりがいでもあり、プレッシャーでもあるのです。
もし添乗スタッフ(他に仕事ができるスタイル)として働きたい方は、月に1本のペースで両立していけたらいろんなバランスがとれるかと思います。生活スタイルは人それぞれですから、マンデラには副業はもちろん、大学生もいれば、家族の介護をしながらの方も多く在籍しています。それでも添乗に出るチャンスを幾度となく与えてくれますし、皆さん、私と同じ二足のわらじスタイルの方がたくさん!
タイミングが合わないとなかなか顔を合わせることが少ないマンデラの皆さんですが、楽しさも辛さもすぐ共有できるので、初めて顔を合わせても笑顔で話しができますし、気軽に相談できるところが良いところです。
生活スタイルにはとても理解のある会社だと思いますし、飲んだり食べたり話をしたりするのが好きな人たちに囲まれて、あっという間に10年以上在籍しています(笑)
これからマンデラで添乗員を目指す方へ
マンデラの入社時の研修では、想像もしないことがたくさん待っているでしょう。
添乗員さんって、日程を管理するだけではないんです。
嬉しいことに知識が(雑学も)本当に増えます!歴史、建築様式、宗教は世界共通のネタで話が膨らみますが、いろんなことにアンテナを張って知識を貯めていかないと、自分が行ってみたい国だからとか、英語が喋れるからというだけではまかり通りません。まさか、私が訪れる国の民謡や昔話を調べてバス移動中ご披露するとは、入社前には思ってもみませんでした。
コロナ禍を経て、旅行業界はどん底から本当に少しずつ添乗員付きのツアーが戻ってきました。
現在私は子育て中のため、在宅で内勤業務のサポートに就いています。10社以上に及ぶ旅行会社とのやりとり、添乗員への連絡、トラブル解決、アサイン、などなどを間近に感じ、バックグランドを知って日々情報に翻弄されていますが、また添乗現場に出たくてウズウズする気持ちは残っています。いつかまた海外添乗に復帰したいと思っています。